江戸時代の農業用水路 宮城・大崎市の南原穴堰が世界かんがい施設遺産に申請へ

江戸時代につくられた宮城県大崎市の農業用水路、南原穴堰が世界かんがい施設遺産に申請されることになりました。

南原穴堰は大崎市鳴子温泉にある農業用水路で、山あいの地域でも米作りができるよう江戸時代につくられました。

全長1.9キロのうち7割がトンネルで、のみなどで掘られたトンネルには削った跡が残されています。

わずかな高低差に傾斜をつけて水が流れるようにするなど、当時の技術の高さが伺えます。

用水路は今でも利用されていて、住民たちが管理しています。

大崎市は2月に世界かんがい施設遺産への登録を申請していて、他の2つの施設とともに国内候補に選ばれました。

伊藤康志大崎市長「認定いただきましたら世界から認められる施設がまた1つ加わることへの誇り、そしていっそう宝磨きをしてまいりたいと思っております。」

審査結果は9月にオーストラリアで発表されます。

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