4月の企業倒産は14件 2カ月連続で二桁台に

群馬県庁

4月に負債額1000万円以上で倒産した県内企業は前の月を2件上回る14件で、2カ月連続の二桁台となりました。

東京商工リサーチ前橋支店によると、4月に1000万円以上の負債を抱え倒産した県内の企業は14件です。

前の月より2件増加し、2カ月連続の二桁台となり、3カ月ぶりに前の年の同じ月を上回りました。負債総額も9億6100万円増の19億8400万円と2カ月連続で10億円を超えました。

産業別に見ると、製造業が最も多い6件で、次いで小売業とサービス業がそれぞれ3件でした。原因別では「販売不振」が12件と最も多く、形態別は「法的倒産」の12件、地域別では「太田市」の5件が最多でした。

東京商工リサーチ前橋支店では、物価高や人件費上昇などのコストアップ分の価格転嫁が急がれ、「企業倒産は夏場を境に一段と増える可能性が強まっている」としています。

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