越谷市で70代の男性と80代の女性を狙った詐欺事件が発生しあわせておよそ9200万円をだまし取られました。
警察によりますと、ことし2月、越谷市に住む72歳の男性の自宅に総務省の職員を名乗る男から「あなたの携帯電話から多数の詐欺メールが発信されている」と電話がありました。
その後も、SNSを通じて警察官や検察官を名乗る男から「容疑者であるためあなたの全ての財産を確認する必要がある」と複数回にわたって連絡がありました。
話を信じた男性は指示に従い、ことし2月から3月にかけてあわせて6回にわたり、男が指定した暗号試算ウォレットに5981万円相当を送金したということです。
一方ことし3月、同じく越谷市に住む80歳の女性のスマートフォンに投資家を名乗る男から「投資でお金を稼ぐのは簡単」「利益も絶えず上昇します」とSNSを通じてメッセージが届きました。
信じた女性は、ことし3月から4月にかけて9回にわたり指定された口座に送金し、あわせておよそ3231万円をだまし取られる被害にあいました。
警察は、お金に関する電話は詐欺を疑い、相手の指示には従わず警察に相談するよう呼びかけています。