中村雅俊 23歳のデビュー時にやらかした失態「石原裕次郎さんをちょっと待たしちゃった」

中村雅俊

俳優で歌手の中村雅俊(73)が9日、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、50年前の大失態を告白した。

1974年、日本テレビ系列で放送された「太陽にほえろ!」84話にゲスト出演しデビュー。同局の青春ドラマ「われら青春!」の主役に抜擢され人気を獲得し、自らが歌う挿入歌「ふれあい」が100万枚を超えるセールスを記録。今年、芸能生活50周年を迎えた。

前出の2番組は同じプロデューサーの作品だ。中村は「『テレビ出たことない』って言うと『太陽にほえろ!』に〝人質になるお医者さん〟の役で出演させてもらった」。

ところが撮影に2時間半も大遅刻してしまい、なんと石原裕次郎さんを待たせてしまったという。中村は「事務所の方から、撮影があるのはその次の日という風に言われてたの。撮影がないんで、文学座の研究生だけで9人くらい集まって、徹マン(徹夜で麻雀)をしてまして」と〝言い訳〟したが、撮影所の門の所で待っていた助監督にきつく怒られたのは言うまでもない。

それと同時に、この時が初対面だった裕次郎さんの器の大きさを感じた。「『どうもすみませんでしたー』って言ったら、裕次郎さんが『んっ』って、それだけだったんですよ。怒ることもなく。なんて人なんだろうと思って。器の大きい。その代わり緊張しちゃってNGしょっちゅう出しちゃって、すんごい苦い思い出だった」と振り返った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社