東通原発の工期延期に伴い青森・東通村に支援を検討 東北電力「地域に貢献 最善を尽くす」

東通原発の工事完了を延期したことに伴い、東北電力は東通村への影響を考慮し、支援策について検討を進めていることを明らかにしました。

東通原発1号機を巡っては、現時点で安全対策工事に関するスケジュールを示すことは困難だとして、東北電力は4月、2024年度中としていた工事の完了を断念し、青森県や東通村に工程の延期を報告していました。

これに対し、東通村の畑中稔朗村長は、「村や住民へのダメージは大きい」と苦言を呈していました。

こうした地元への影響について、東北電力青森支店の下屋敷聡支店長は、「重く受け止めている」とし、社内で村への支援策を検討していると述べました。

【東北電力青森支店 下屋敷聡支店長】
「会社として社員一人ひとりが、この地域に貢献できることかは何かを常に問い続けて、具体的な取り組みにつなげられるよう最善を尽くしてまいりたい、と考えているところです」

東北電力は、東通原発の新たな工事完了時期については、2025年の9月ごろまでに示す方針です。

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