強い寒気に覆われ9日の秋田県内は最低気温が4月下旬並みのところも 季節”逆戻り”でちょっとした影響も

秋田朝日放送

強い寒気に覆われ9日の秋田県内は秋田市などで最低気温が4月下旬並みとなりました。初夏から季節が逆戻り、ちょっとした影響も出ています。

朝の通勤通学の時間には10℃を下回った秋田市。多くの人が厚手の上着を羽織っていました。今週はじめには20℃超えが続いて夏日にもなり街ゆく人たちは半袖や薄手のシャツだけでしたが、8日から急激ダウン。一気に装いが変わりました。県外や海外からやってきた観光客は防寒対策が欠かせないようです。そんな厚着をした人が目立つなか薄手の半袖Tシャツを着た学生が…。寒さを感じているもののしばらく半袖のまま過ごすということでした。

秋田市旭北栄町の鱗勝院。350種類もの草花があり訪れる人を楽しませています。10日前にはピンクの小さなつぼみが特徴のギョリュウが咲き始めました。中国を原産とする花で楊貴妃が愛したと言われています。ただ、季節が逆戻りしたことで初夏の花も寒そうに見えます。

急な気温の変化は飲食店にも影響をもたらしています。秋田市のナガハマコーヒー広面店ではこの数日間でドリンクの注文に変化がありました。例年は5月中旬から8月末にかけてアイスドリンクの注文が半数を上回る傾向にあります。2024年はゴールデンウィーク期間中暖かい日が続いたためすでに7割から8割の注文がアイスドリンクに切り替わっていました。店では天気予報を確かめながらアイスドリンクが売れると見込んで工場に発注をかけましたが、冷え込みでホットの注文が急増し挽きたてを提供するためアイスコーヒーは廃棄になったものもありました。

様々なところに寒暖差の影響が出ています。11日は真夏日に迫るところもある見込みで、しばらくの間体調の変化に注意してください。

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