J2水戸新監督に森コーチ

森直樹新監督

J2水戸は9日、成績不振により4日付けで解任された浜崎芳己監督の後任として、ディベロップメントコーチの森直樹氏(46)が就任したと発表した。森氏がJリーグトップチームの監督になるのは初めて。

クラブOBの森氏は埼玉県出身。道都大(現・星槎道都大)からC大阪を経て、2003年に水戸に加入。引退後は06年から水戸の下部組織でコーチ、監督などを歴任した。11年からトップチームのコーチとなり、今季は主に守備の戦術を担当するディベロップメントコーチに就いていた。

水戸の今季通算成績は3勝5分け6敗、勝ち点14で16位に低迷している。監督不在で迎えた第14節・熊本戦は森コーチが暫定的に指揮を執り、2-0で勝利に導いていた。

森監督はクラブを通じ、「在籍して今年で22年目。このクラブのピンチだからこそ、自分が立ち上がらなければならない、とオファーを受けることを決断した。何としてもJ2に残留すること、いち早く残留争いを抜け出すことを考え、目の前の試合に全力で臨む」とコメントした。

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