よっちゃんイカやどんどん焼きを破ったロングセラーは、40~50代男女が「子どものときに好きだった駄菓子」【トップ4】

駄菓子は選ぶのも楽しみ(photoAC)

原材料の高騰などにより、食品の値上げが続いている。その影響はお菓子にも及んでいる。そんな中、数十円から買える駄菓子は、昔から子どもにとって強い味方。子どもの頃に数百円を握り締めて駄菓子屋に行くのが好きだった大人も多いだろう。そこで今回は40~50代の男女100人に「子どものときに好きだった駄菓子」について聞いてみた。

第2位(6.0%)には、カットよっちゃん、どんどん焼き、ふ菓子が同率でランクイン。

“よっちゃんイカ” の愛称でおなじみのカットよっちゃんは1977年より販売されている。カットしたイカと魚肉を酢で味つけしたおつまみ感覚の駄菓子で、噛み応えがあって旨味と酸味がクセになる。2018年にはイカの不漁による原料価格高騰で、30円10グラム入りと60円25グラム入りが販売終了、50円15グラム入りが発売された。

「あの酢っぱさが好きだった」(43歳/男性)

「長持ちするから」(41歳/男性)

「酸っぱさと噛み応えが好き」(59歳/男性)

「魚系が苦手だったが、この手の駄菓子は普通に食べられた」(47歳/男性/営業・販売)

■どんどん焼きとふ菓子は素朴な魅力

どんどん焼きは、ソース風味のスナック菓子。軽い食感の揚げあられとピーナッツが入っており、サイズも食べやすく、お酒のおつまみにもピッタリ。以前は1袋20円だったが、現在は30円で販売されている。

「量も入っていて満足感があった」(48歳/男性)

「食感が良いから」(45歳/男性)

「昔は当たりが入っていて、それも楽しみだった」(54歳/男性)

棒状の“麩”(ふ)を黒砂糖でコーティングしたふ菓子も駄菓子の定番。現在は1本30円程度で販売されている。サクサクパフっとした食感と優しい甘さで、昔ながらの懐かしい味わいが人気だ。バターと一緒に焼いたり、アイスをトッピングしたりと、アレンジを楽しむ人もいる。

「黒糖の甘さと口の中で溶ける食感が良い」(57歳/女性/主婦)

「素朴な甘さで、外がパリッと中がパフパフしたところが好き」(57歳/女性)

「半分にして友達とも楽しめる」(57歳/女性/総務・人事・事務)

「外側が甘く軽くてサクッとしているところが好き」(51歳/女性/主婦)

■第1位は今も愛されるうまい棒

そして第1位(12.0%)は、うまい棒。

うまい棒は、とうもろこしを原料とした棒状のコーンパフスナック菓子。1979年に誕生し、今でも愛されるロングセラー商品だ。現在はチーズ味、めんたい味、コーンポタージュ味、サラミ味といった定番から、たこ焼き味やエビマヨネーズ味など変わり種まで、さまざまなフレーバーがある。発売から1本10円で販売されていたが、2022年に原材料の値上がりなどにより12円に値上げされた。

「安くていろんな味のバリエーションがあるから」(42歳/女性/主婦)

「味が濃くてジャンクなところ」(47歳/女性/主婦)

「昔は10円で買えたのが良かった」(35歳/男性)

「子どものお小遣いでも問題なく買えて、いろいろな味があり、毎日でも食べられるところが好きだった」(47歳/男性)

「安くて食べ応えがあるから」(47歳/男性/研究・開発)

「当時は1本10円で、100円あればいろんな味が楽しめた」(41歳/男性)

■「子どものときに好きだった駄菓子」ランキング
1位 うまい棒
2位 カットよっちゃん
2位 どんどん焼き
2位 ふ菓子
5位 マルカワのマーブルフーセンガム
5位 モロッコヨーグル
5位 すもも
8位 ベビースターラーメン
8位 チロルチョコ
8位 蒲焼さん太郎

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