ドッグランでしてはいけない『4つのタブー』トラブルを招く絶対NGな危険行為とは

ドッグランはルールを守って利用しよう

柵に囲まれたスペースの中で、犬をノーリードの状態で思い切り走らせることができる施設が『ドッグラン』です。運動不足やストレスの発散にもってこいのドッグランを、愛犬と利用したいと思っている方も多いでしょう。

しかし、ドッグランには利用時に守らねばならないルールがあり、利用する前にしっかり確認しておく必要があります。

ルールを守らずにドッグランを利用した場合、他の利用者とトラブルになったり、愛犬が危険な目に遭う可能性も考えられます。マナーの悪い飼い主が多ければ、ドッグラン自体が閉鎖されてしまうこともあるのです。

トラブルを回避し、安全に利用するために、飼い主はドッグランにどんなルールがあるのか事前に知っておくようにしましょう。

ドッグランでしてはいけない『4つのタブー』

ここからは、ドッグランでしてはいけないタブーをいくつかご紹介します。どんな行為がNGなのか、確認するようにしてください。

1.犬の排泄物を放置する

ドッグランを利用する時、愛犬のおしっこやウンチを放置するのはNGです。

愛犬が排泄をしたら、飼い主が責任を持って処理しましょう。いつ排泄してもすぐに対処できるように、愛犬から目を離さないことも大切です。

排泄物の処理の方法はドッグランによってルールが異なりますので、利用規約を確認するようにしてください。

2.入ってすぐに犬のリードを外す

ドッグランに入ってすぐに愛犬のリードを外し、自由に走らせるのは危険な行為です。

誰もいない貸し切り状態のドッグランなら問題ありませんが、他の犬がいる時にいきなりノーリードで犬を放すと、相性が悪い犬がいた場合に喧嘩になることがあります。

たとえ小型犬同士であっても、最初はリードをつけたままドッグラン内を一周させ、愛犬と他の犬の様子を確かめるようにしましょう。そして問題が無さそうだと判断してから、犬を自由にするようにしてください。

3.犬から目を離す

ドッグランを利用している時は、愛犬から絶対に目を離してはいけません。

「ドッグランは柵があるから安心」と、他の利用者とのお喋りに夢中になる飼い主さんが時々いますが、犬から目を離すと、犬同士のトラブルや愛犬が排泄したことに飼い主が気づかないといった事態が起きてしまいます。

ドッグランにいる時は、マウンティング行為やヒートアップしすぎたじゃれ合いなどの問題行動が起きればすぐに制止できるよう、愛犬から目を離さないでいましょう。

4.ヒート中に利用する

愛犬のヒート(メス犬の発情期、生理)中は、ドッグランの利用は控えましょう。

ヒート中のメス犬はフェロモンが大量に分泌されるため、ドッグランの中にいるオス犬達が興奮してしまい、オス同士の喧嘩やメス犬にケガをさせてしまうなどのトラブルに繋がることがあります。

ドッグランは愛犬のヒートが終わってから利用するようにしましょう。

まとめ

ドッグランでしてはいけない「タブー」について解説しました。

ドッグランは施設によって「オモチャやオヤツの持ち込み禁止」「おしっこの後は水で流して消臭スプレーをかける」といったように、ルールが細かく決められている場合があります。飼い主さんは施設それぞれの利用規約をしっかり確認し、ルールを守るようにしましょう。

混合ワクチンや狂犬病予防接種はもちろんのこと、ノミ・ダニ予防やフィラリア予防は確認されることもあります。必ず予防するとともに、証明書は持参しましょう。

他の飼い主さんや犬達にも配慮し、マナー良くドッグランを楽しんでくださいね。

(獣医師監修:平松育子)

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