三浦のライドシェア、利用は20日間で16件…GW中も低調続く、実証実験

知事ら県幹部と県内の市長が意見交換した会議=9日午後、横浜市中区

 夜間の移動手段が乏しい三浦市で4月に始まった一般ドライバーが自家用車を使い有償で客を運ぶ「神奈川版ライドシェア(愛称・かなライド@みうら)」の実証実験を巡り、神奈川県は9日、運用開始から20日間の利用実績が16件だったと明らかにした。単純計算で1日当たり1件の利用にも届いておらず、低調な状況が続いている。

 同日に横浜市内で開かれた知事ら県幹部と県内市長が意見交換する会議で報告した。実証実験が始まった4月17日から5月6日までの利用実績を集計。県によると、ゴールデンウイーク(GW)期間の4月27日以降の10日間に限っても6件の利用にとどまった。

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