【MLB】ドジャース7連勝中なのにビールの売り上げダウン? 米敏腕記者が指摘

ヘルナンデスの決勝2ランでドジャースは7連勝を飾った(ロイター=USA TODAY Sports)

時短ゲームで快勝連発の一方で…。大谷翔平投手(29)が所属するドジャースは現在、破竹の7連勝中。長期遠征の最終戦に勝利した後、本拠地ドジャー・スタジアムに戻ってからも6連勝と勢いが止まらない。

7連勝中、ドジャースは投手陣がすべて3失点以内に抑えた。3日(日本時間4日)のブレーブス戦は延長11回までもつれた末のサヨナラ勝ちだったが、試合時間は3時間ジャストだった。MLBではピッチクロック導入後、劇的な試合進行の高速化で時短ゲームが増えている。ドジャースの本拠地ゲームは4日(同5日)以降、5試合連続で2時間25分以内に決着。8日(同9日)は2時間を切り、高校野球並みの1時間55分の高速ゲームだった。

多角的な視点でユーモアあふれる指摘を行ったのは、MLBの敏腕記者として知られるボブ・ナイチンゲール氏。自身のX(旧ツイッター)に「ドジャースは勝ち続けているが、ビールの売り上げは落ちている。彼らは今日1時間55分で試合を終えるなど、2時間25分以内で5試合を戦った」と投稿。5試合すべてで4万人以上の観客を動員し、山本由伸が4勝目を飾ったゲームを含む2試合は5万人以上を集客した。試合時間の短縮化は多方面で歓迎される一方、同氏の指摘もまた的を射た意見と言える。MLBに限らず、NPBでも興行面や関係先とのつながりなどでビールの売り上げに気をもむ球団があるのも確かだ。

なお、このナイチンゲール氏の指摘に対して「ドジャースファンが2時間25分以内に飲めるビールの量を過小評価しないでください」とのユーモアあふれる返しも見られた。

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