ラムズデール退団が予想されるアーセナル、2ndGKにはホームグロウンの選手を検討か

写真:今夏の退団が予想されるラムズデール

アーセナルに所属するGKアーロン・ラムズデールは、今夏の移籍市場で同クラブからの退団に合意しているという。イギリスメディア『Football Insider』が報じている。

2021年の夏にシェフィールド・ユナイテッドから加入したラムズデールは、これまでアーセナルで89試合に出場。加入以来、正守護神の座についていたが、昨夏にダビド・ラヤが加入したことで立場が一変した。今シーズンは11試合の出場にとどまっており、2ndGKとしてベンチからチームを盛り立てている。

25歳のラムズデールは、レギュラーとしてのプレーを求めており、今夏の移籍市場でアーセナル退団の可能性が高まっているようだ。ラムズデールは代理人に対して、移籍に意欲的であることを伝えており、アーセナルに対して適切なオファーがあればクラブは拒否できないという旨の合意が成立しているという。

そのラムズデールは、現在ニューカッスルやチェルシーなどが移籍先として候補に挙がっている。

対してラムズデールの退団が予想されるアーセナルは、2ndGKの獲得が必要となる。イギリス『Evening Standard』によると、エミール・スミス・ロウやエディー・エンケティア、リース・ネルソンらユース出身の選手の退団が予想されることもあり、ホームグロウン(HG)の条件満たす選手を候補として検討しているという。

プレミアリーグのHG選手の条件として、21歳の誕生日を迎えたシーズンの終了までに、3シーズンもしくは36カ月以上、イングランドかウェールズのクラブでプレーする必要がある。同メディアはHGの条件を満たす選手として、ユヴェントスのポーランド代表ヴォイチェフ・シュチェスニーの名前を挙げている。

現在34歳のシュチェスニーは、アーセナルのユース出身で2017年まで在籍し、181試合に出場した。今夏ユヴェントスは、モンツァのミケーレ・ディ・グレゴリオの獲得を目指しており、シュチェスニーの退団の可能性もあるという。しかし、シュチェスニーの契約が2025年6月まで残されていることや、高額年俸が予想されるため、古巣復帰の可能性は低いようだ。

また他にも、ブライトンに所属するイングランド人ジェイソン・スティールも候補に挙がっているようだ。ブライトンは開幕当初からバルト・フェルブルッヘンとスティールをローテーション起用してきたが、シーズン後半戦は徐々にフェルブルッヘンの優先度が高まっている。

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