サウジスマッシュ2024＜5月1～11日／サウジアラビア ジッダ＞ 9日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠（23=スターツ／世界ランク10位）が王芸迪（27=中国／同3位）にゲームカウント3-4で敗れた。
中国4強の一角に対し、伊藤は過去2勝7敗と大きく負け越している。現在4連敗中で、最後に勝った2020年ITTFファイナルズ以来の勝利を目指した。
試合開始とともに、お互いがロングサーブを連発。バックハンドの打ち合いを軸に、隙あらばフォア側を突き合う。そこで伊藤は王のバックへの長いサーブで押され、5-11で先制される。
2ゲーム目も王にバック側へのサーブから押され、バック系技術やハーフロングの球で対抗するも8-11で落とす。だが次は「みまパンチ」やバックフリックなど伊藤独特の技術を見せ、11-7で取り返す。
第4ゲームは伊藤は王のロングサーブにもバックハンドで無難に対応し、先に10-7とするが、ここから王にドライブで押され10-12と逆転で奪われる。
追い詰められた伊藤は表ソフトラバーで変化をつけたバックハンドを見せ、第5ゲームを11-9で取り返す。伊藤は次も王のバック側を攻めて優位に立ち、逆チキータも決めて11-6でここも取る。
最終第7ゲーム、伊藤は多彩なサーブで的を絞らせず、前陣を守って快打を放ち6-3とリード。だがここに来てバックの打ち合いでミスをしない王に逆転され、伊藤は8-11で落として敗れた。
＜サウジスマッシュ2024 女子シングルス準々決勝＞
伊藤美誠 3-4 王芸迪（中国）
5-11/8-11/11-7/10-12/11-9/11-6/8-11
