稚児装束 新緑に映え 花巻温泉稲荷神社祈年祭 関係者ら事業繁栄願う

花巻温泉稲荷神社へ向かう稚児を含む参進の列

 花巻市湯本の花巻温泉稲荷神社(冨手久雄宮司)の祈年祭は9日、同神社で営まれた。華やかな装束に身を包んだ稚児を含む行列が新緑の中を同温泉敷地内にある神社へと練り歩き、事業繁栄を祈願した。

 同神社は1924(大正13)年、同温泉前身の大遊園地新温泉の守護神として盛岡銀行(現岩手銀行)の稲荷神社を分霊したのが始まり。同神社奉賛会(会長・安藤昭花巻温泉代表取締役社長)が毎年春と秋に祈年祭を営んでいる。

 同日は奉賛会員や地域住民、取引業者など約130人が参列。事業繁栄などを祈り関係者が玉串をささげ、豊栄の舞を奉納した。

© 岩手日日新聞社