ベトナムでは長引く猛暑の影響で、エアコンや扇風機の売り上げが急増している。９日付ＶＮエクスプレスが報じた。
デジタル機器販売最大手テーゾイ・ジードン投資（モバイル・ワールド・インベストメント、ＭＷＧ）のドアン・バン・ヒエウ・エム最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、４月26～28日の３日間だけでエアコン４万台余り、扇風機２万5,000台近くを売り上げたという。同社の第１四半期（１～３月）の売上高は前年同期比16％増、税引き後利益（純利益）は43倍に膨らんだ。ＳＳＩ証券によれば、好業績の要因はエアコンの売り上げが50％増加したためで、家電量販店の売り上げが７％押し上げられた。
市場調査会社メトリックによると、ＥＣ大手５社のサイト「ショッピー」「ラザダ」「ティキ」「センド」「Ｔｉｋｔｏｋショップ」では第１四半期に、6,600余りの店舗を通じてエアコンと扇風機が計３億8,030万点販売された。売上高は前年同期に比べ54％増加した。
国立水文気象予報センターは、５月から７月にかけて北部、北中部、中部、中部高原で猛暑が続くと予想している。
