松山英樹がスタート前に棄権 腰から背中にかけての痛み

須崎トレーナーの肩を借りて苦悶の表情。歩くこともしんどそうだった(撮影/服部謙二郎)

◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 初日(9日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7558yd(パー71)

松山英樹が第1ラウンドのスタート前に棄権した。腰から背中にかけての痛みによるものとみられる。

午後1時28分スタートの約1時間前に会場に現れたものの、最初の練習グリーンからトレーナーの肩に寄りかかるなど苦悶の表情をみせ、パッティングもできない状態だった。そのまま1球も打たずにツアーのカイロプラクティック室へ直行。しばらくケアを受けて会場を後にした。

トーナメント出場は4月の「マスターズ」以来、約1カ月ぶりとなるはずだった。6日(月)、7日(火)とみっちり球を打って精力的に練習をしていたが、開幕前日は9ホールを回ったプロアマ戦後の打撃練習を行わなかった。

松山の棄権は昨年8月の「BMW選手権」以来で、今季初めて。次週16日開幕のメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」(ケンタッキー州バルハラGC)を控え、不安を残した。(ノースカロライナ州シャーロット/服部謙二郎)

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