FIA、雨対策用F1ホイールカバーの改良版をテスト。フェラーリがフィオラノで走行

 スクーデリア・フェラーリは、5月9日にフィオラノで走行を行い、FIAの監督の下、ウエットコンディション時のレース環境を改善するためのシステム、スプレーガードの新しいデザインをテストした。

 雨天の際に後続車の視界を改善するためのスプレーガードのテストは、昨年シルバーストンでメルセデスとマクラーレンによって行われたが、この際には大きな改善は見られなかった。その後、改良が行われ、新バージョンのテストを今週フェラーリが行った。

 まず、2022年型フェラーリF1-75でアーサー・ルクレールが走行、その後、オリバー・ベアマンが今季型SF-24で走り、新型スプレーガードを試した。

 ソーシャルメディア上に公開された写真を見ると、新型スプレーガードは、ホイールのほぼ全体をカバーし、前面に開口部が設けられているデザインになっている。

 FIAは、ウエットコンディション時のレース環境を改善する取り組みとして、数年前からスプレーガードの評価を行っている。今回のテストはFIAが主導するものであり、ベアマンによる今季型マシンでの走行は、フェラーリのフィルミングデーにはカウントされない。

 フェラーリは、10日金曜日にフィルミングデー走行を行い、イモラで導入する予定のエアロパッケージのシェイクダウンを行う予定だ。

投稿 FIA、雨対策用F1ホイールカバーの改良版をテスト。フェラーリがフィオラノで走行autosport web に最初に表示されました。

© 株式会社三栄