神栖のハーモニカグループ結成25周年 11日に記念演奏会 茨城 

本番前のリハーサルをするフレンズモニカのメンバーたち=神栖市平泉

茨城県神栖市で活動するハーモニカグループ「フレンズモニカ」は11日午後1時から、同市木崎のかみす防災アリーナで25周年記念コンサートを開く。単独コンサート開催は初めて。メンバーは「気軽にハーモニカの音色を楽しみに来て」と呼びかける。

フレンズモニカは2000年に設立。市の音楽発表会への参加やデイサービスでのボランティア演奏など、地域に根付いた活動を続けてきた。現在は10人のメンバーがおり、週1回の合同練習に励んでいる。

設立当時のメンバーは残っていないものの、ハーモニカの魅力はグループ内で脈々と受け継がれてきた。一番の古株は15年前に加入した代表の鈴木忍さん(78)で、「ハーモニカ1本あれば、ほとんどの曲を演奏できる」と楽しさを語る。

メンバーは9日、本番前最後の練習を実施。指導役の岩田きよさん(73)の進行の下、一通りの流れやテンポを確認した。2カ月前に加入した野口文子さん(67)は「みんなで演奏をするのが好き。一生懸命頑張りたい」と意気込みを示した。

当日は「明日があるさ」など昭和の名曲を中心に約20曲を披露する。全員参加のアンサンブル演奏は3種類のハーモニカが使われており、低音が響く軽快な伴奏と、柔らかい音色で奏でるメロディーのハーモニーが楽しめる。

コンサートは入場無料。市内の別のハーモニカグループ「クロマチックひまわり」「ふれあいハーモニー」のゲスト出演も予定している。

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