「台湾独立」と外部勢力の干渉は台湾海峡安定の破壊要因 中国外交部

「台湾独立」と外部勢力の干渉は台湾海峡安定の破壊要因 中国外交部

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京5月10日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は9日の記者会見で、台湾地区の指導者に当選した頼清徳(らい・せいとく)が就任後の日本との協力強化に期待を示し「台湾有事は日本の有事だ。日本有事は台湾有事でもある」と指摘したとの報道に関し、「台湾独立」と外部勢力の干渉は台湾海峡の平和と安定の最大の破壊要因だと表明した。

 林氏は次のように述べた。一部の日本人は悪意を持って「台湾有事は日本有事」を鼓吹しているが、明らかに見込み違いだ。民進党当局がこの種の論調を繰り返し宣伝することは、根底にある考えが「日本に媚びて台湾を売る」「外国に頼って『独立』を図る」ということを改めてさらけ出し、「台湾独立」と外部勢力の干渉が台湾海峡の平和と安定の最大の破壊要因であることを改めて人々に思い起こさせている。私が強調したいのは、「一つの中国」原則の堅持は国際社会の普遍的な共通認識であり、いかなる口実、形式であれ「台湾独立」分離に活路はないということだ。

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