by 編集部
株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社Gakkenは、高等学校向けの新教材『学研探究シリーズ』を順次刊行することを発表した。
『学研探究シリーズ』は、探究活動に最適な教材とサービスがセットになっており、高校生が「学ぶ楽しさ」を実感して、自らが学びながら未来を切り開く探究型人材の育成を目的として開発された。
総合的な探究の時間をサポートするための教材とサービスを提供することで、学習指導要領の改訂で必履修化された「総合的な探究の時間」の充実を支援することが目的となっている。
学習指導要領改訂によって、「総合的な探究の時間」が必履修化されたが、探究学習の取り組みが手探り状態の高等学校も少なくない。同社が教員にインタビューを実施した結果によると、「探究活動の取り組みを生徒の進路や進学活動につなげることが難しい」という声が多数寄せられたという。
同社は、探究活動の成果が大学進学や就職につながるようにするために、「学研探究 映像基礎講座」と「学研探究 小論文講座」「学研探究 出前授業」の教材とサービスを開発した。
具体的には、探究活動の進め方を映像で学習でき、探究活動の振り返りをまとめた小論文について添削を受けることができる。また、探究活動の課題設定では、ビジネスパーソンによる講話やグループディスカッションを実施するとしている。
『学研探究シリーズ』は、生徒が探究活動を通じて自ら問題を見つけ、解決策を考える力を身に付けるために開発されている。社会で活躍するビジネスパーソンがリアルな学びの場を提供することによって、仕事や業務による社会課題の解決を振り返ることとなり、自らの仕事の意義や目的に気付く機会となる。
学校における探究活動の進展と、企業における人材育成との架け橋となる「探究型人材の産学連携モデル」を同社は目指している。
提供される教材やサービスの概要は以下の通り。
・学研探究 映像基礎講座
価格：1ユーザーにつき800円（税込）
提供日：2024年4月以降
・学研探究 小論文講座
価格：1ユーザーにつき2,200円（税込）
・学研探究 出前授業
価格：1ユーザーにつき300円（税込）
提供日：2024年5月以降
対象：高等学校
