エンゼルスがブレーブスとのトレードでギヨーメ獲得 内野の便利屋

日本時間5月10日、エンゼルスは後日指名選手1名(または金銭)とのトレードでブレーブスからルイス・ギヨーメを獲得したことを発表した。ロースターの枠を空けるために、ハムストリングの故障で戦列を離れているアンソニー・レンドンが10日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移された。エンゼルスはレンドン、ミゲル・サノー、マイケル・ステファニックと3人の内野手が故障離脱。ルイス・レンヒーフォは体調不良で欠場が続き、ブランドン・ドルーリーも故障者リストする可能性があるため、内野手の補充に動いた形だ。

現在29歳のギヨーメはベネズエラ出身の内野手。2018年にメッツでメジャーデビューすると、二塁・三塁・遊撃を守ることができる内野のユーティリティとして徐々に出場機会を増やしていき、2022年には自己最多の102試合に出場して打率.273、2本塁打、17打点、出塁率.351、OPS.691をマークした。しかし、昨季は54試合で打率.224、OPS.615にとどまり、シーズン終了後にはノンテンダーFAに。今年1月、ブレーブスと1年110万ドルのメジャー契約を結んだ。

野手のレギュラーが固まっているブレーブスではあまり出場機会がなく、今季はここまで10試合に出場して20打数3安打、打率.150、OPS.440という成績。ブレーブスはルーク・ウィリアムス、デービッド・フレッチャー、レウリー・ガルシアなど、ギヨーメと似たタイプの選手を多く抱えているため、無理にギヨーメを保有し続ける必要はなく、内野手の層が薄くなっているエンゼルスにギヨーメを譲渡することを決めたとみられる。

エンゼルスは内野手に故障者が続出し、ここ最近はエイレ・アドリアンザやコール・タッカーといったユーティリティ・プレーヤーが毎試合のように出場している状況。ギヨーメは故障者が戻ってくるまでのあいだ、ブレーブス時代よりも多くの出場機会を得ることが予想される。本職の二塁ではメジャー7年間で通算2失策と堅実なプレーを見せる選手であり、打率.278をマークした2020~22年の打棒を取り戻すことができれば、エンゼルスにとって貴重な戦力となるはずだ。

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