エンゼルスがレイズからウエーバーでグッドラム獲得 内野手を補充

日本時間5月10日、エンゼルスはレイズからウエーバー経由でニコ・グッドラムを獲得したことを発表した。ロースターの枠を空けるために、若手右腕ケルビン・カセレスをメジャーに昇格させたうえで60日間の故障者リストに登録している。グッドラムは内外野の全ポジションを守ることができるユーティリティ・プレーヤーで、今季はツインズとマイナー契約を結んでいたが、上沢直之と同じ「譲渡条項」を行使してレイズへ移籍。しかし、限られた出場機会のなかで結果を残せず、日本時間5月7日にDFAとなってロースターから外されていた。

現在32歳のグッドラムは2017年にツインズでメジャーデビュー。タイガース時代はレギュラーに近い形で起用されていた時期があり、2018年は131試合に出場して打率.245、16本塁打、12盗塁、OPS.747、翌2019年も112試合で打率.248、12本塁打、12盗塁、OPS.743を記録した。しかし、その後は出場機会が減少し、アストロズへ移籍した2022年は15試合の出場のみ。昨季はメジャーデビュー後初めてメジャーでの出場機会がなかった。今季はレイズで9試合に出場し、16打数3安打、打率.188、OPS.423にとどまっている。

グッドラムの最大の魅力は内外野をどこでも守れるユーティリティ性だ。今季レイズでは左翼手として4試合(うちスタメン1試合)、一塁手として2試合(同0試合)、二塁手として1試合(同1試合)、遊撃手として1試合(同1試合)に出場。メジャー通算でも投手と捕手を除く全ポジションで10試合以上のスタメン経験があり、チーム状況に合わせて柔軟に起用できる非常に使い勝手のいい選手である。

エンゼルスはアンソニー・レンドン、ミゲル・サノー、マイケル・ステファニックと内野手3人が故障離脱。ルイス・レンヒーフォは体調不良で欠場が続いており、ハムストリングを痛めたブランドン・ドルーリーも故障者リスト入りの可能性がある。内野手が手薄になったため、ブレーブスとのトレードでルイス・ギヨーメを獲得したが、ウエーバー経由でグッドラムも獲得し、内野手をさらに補充した形だ。

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