日程は1日でもたっぷり歩きたい日帰りロングルート

行程が限られた中でも、行きたい山や、歩きたい登山道はあると思います。
そんなときにふだんよりちょっと気合いを入れて、長い行程を歩いてみたことがあるのではないでしょうか。

日帰りの最長距離は燧ヶ岳

【25.79km】一ノ瀬から燧ヶ岳へ登って鳩待峠へ

尾瀬から見える代表的な山のひとつであの美しい景色を形作っている山でもあります。
登山口は様々あるのですが、その中でも一ノ瀬は尾瀬沼に映る燧ヶ岳を見ることができる美しいコースです。

バスの時間を気にしながらの霞沢岳

【22.47km】上高地からのピストン

霞沢岳はバスで上高地に降り立ったときに、右側に大きく聳えて山です。
焼岳と穂高岳連峰と霞沢岳で上高地を取り囲むように連なっているのですが、その稜線から見える眺望は北アルプス南部でも屈指だと思います。

土合から火打峠への谷川主脈

【22.05km】群馬から登って新潟へ抜ける

谷川岳だけでも十分に景色を堪能できますし、満足感のある登山ができると思います。
あの山頂へ向かう登りから左へと伸びていく稜線を、日帰りで歩き切る行程でした。
ちょうど花が美しく咲く季節で、稜線を歩くことと雄大な景色に合わせて、花の彩りも楽しむことができました。

北アルプス奥部の薬師岳

【20.62km】折立からのピストン

北アルプスの中でも奥部と言える山深い場所です。
登山口の折立へは有峰林道を通っていくのですが、夕方にはゲートが閉まり、翌朝ゲートが開くのが6時と時間に制限があります。
日帰りするためにはある程度、時間を巻きながらの行程になりますが、高低差も高めで距離も長くなります。


20キロ以上の行程は、登山記事の中でも4つほどでした。
日帰りという制限時間を持ちながら、長いコースを歩くのは、せっかく訪れたのにゆっくりと楽しめない勿体なさがあるあ反面で、なかなか行くことのできない場所へ行くことができるというハードルを、少し下げることにもなると思います。
登山に無理は禁物ですが、たまにはこんな長い行程、高い高低差も良いかと思います。

https://tozan100kei.com/report/oneday-longroute.php

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