【原因はよく分からず…麻薬の原料となるケシの除去数が過去10年で最多】東北地方でも福島が最も多い…コロナ禍の影響?【福島県】

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麻薬の原料となる植物のケシについて、県は2023年度、3万2465本を除去したことを明らかにしました。前年度からは約4.7倍増えていて、数にすると2万5628本の増加です。東北地方で最も多く、県内だけで見ても、この10年間でも最も多い数となりました。

麻薬の原料となるケシは、鳥のフンに交じって、野生のなかで生息することがあり、定期的に保健所の職員などがパトロールを実施しているほか、住民からの通報などで、除去しています。昨年度、除去された数が極端に多くなった理由について、コロナ禍で保健所職員の見回りの回数などが少なかったことなどが関係しているのではないかと見られていますが、はっきりとした原因はわかっていません。植物のケシは、一部の品種が麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、日本では「あへん法」により栽培などが禁止されています。県は、対象となるケシを見つけた場合は、保健所などに通報するよう呼びかけています。

なお、厚生労働省ではホームページに『大麻・けしの見分け方』を掲載しています。ここには、違法なものと違法ではないものなどの見分け方が詳しく紹介されています。また、具体的な通報先なども紹介されているので参考にしてみてください。

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