ギャンブル依存症 治療と支援考える 横浜で5月12日にセミナー

かながわ県民センター(資料写真)

 ギャンブル等依存症問題啓発週間(14~20日)に合わせて、ギャンブル依存症に悩む当事者や家族が治療法や支援策などを学ぶセミナーが12日、かながわ県民センター(横浜市神奈川区)で開かれる。参加無料。

 大学病院として初めて「ギャンブル障害専門外来」を立ち上げた北里大で治療などに当たる同大医学部の朝倉崇文助教が講演するほか、FX投資にのめり込んだ男性や、その妻が体験談などを語る。

 米大リーグ、ドジャースで活躍する大谷翔平選手の元通訳が告白して注目を集めたギャンブル依存症。世界保健機関(WHO)では、ギャンブル依存症を病気として認定している。主催するNPO法人「全国ギャンブル依存症家族の会 神奈川」の担当者は「依存症の知識がなく、悩んでいるのに相談できない人も多い。まずは支援者がいることを知ってもらいたい」と話している。

 午後1時半~4時。定員120人。申し込み不要。問い合わせは事務局電話090(1426)5649。

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