大谷翔平に期待される“ボンズ超え” 動かす歴史…103年ぶりに迫るルースの壁

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は現在、シーズン46本塁打、108長打ペースで打ちまくっている

ドジャースの大谷翔平投手は、ここまで38試合に出場して打率.355、11本塁打、27打点、OPS1.103という驚異的な数字を残している。米全国紙「USAトゥデイ」は「シーズン1/4消化時点でのMLB:ショウへイ・オオタニらは歴史的なペースを維持できるか?」として、“ボンズ超え”の可能性に触れた。

大谷はここまで長打26(11本塁打、1三塁打、14二塁打)をマーク。シーズンに換算すると、46本塁打、長打108本ペースとなる。「オオタニは一刀流としででさえ、ドジャースのチームメートをびっくり仰天させている。今季は、初めてア・リーグMVPに選出された2021年のキャリアハイ46本塁打に並ぶペースだ」と同紙は評価する。

さらに長打数について「(年間長打数の)記録を持っているのはベーブ・ルースで、1921年に152試合に出場したときの119本だ。年間長打100本は(MLB史上)たったの13度しかなく、そのうち8度は1937年以前のことだ。1948年以降は5度しかなく、それも打撃が中心だったステロイド時代の最中だった」と説明。

今年の大谷の長打数を見てみると、ルースとゲーリッグに次ぐ歴代3位になるペースで、バリー・ボンズが73本塁打を放った2001年のナ・リーグ記録107本を破ることになる。「10月になれば50本塁打、長打100本が射程圏だ」と大きな期待を寄せた。(Full-Count編集部)

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