いわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定に向けた第一段階となる「文献調査」について、佐賀県玄海町の脇山町長が10日、受け入れることを明らかにしました。
「文献調査を受け入れる決断に至りました」
玄海町の脇山伸太郎町長は10日11時半から会見を開き、10時から開かれた議会の全員協議会で、文献調査の受け入れを表明したことを明らかにしました。
受け入れる理由については「議会で請願が採択されたことは重い。なし崩し的に最終処分場になることはない」などとしています。
「核のごみ」の文献調査の受け入れをめぐっては、飲食業組合など町の3つの団体が産業振興の一つなどとして、町議会に請願し、先月26日本会議で採択されました。
文献調査の受け入れは全国で3例目、原発立地自治体としては初めてとなります。