紫と白の回廊 102歳で他界した母親が息子のために植えた藤棚見ごろ 自宅の庭を一般に公開・ライトアップも 岩手・陸前高田市

10日の岩手県内は高気圧に覆われ、ほとんどのところで青空が広がっています。こうした中、陸前高田市では住宅の庭にあるフジの花が見ごろを迎えています。

こちらは陸前高田市米崎町の高台にある千葉豊之さんの自宅の庭でちょうど見ごろを迎えている藤棚です。フジの花は102歳で他界した千葉さんの母親が千葉さんの誕生を記念して植え始めたもので、樹齢は紫のフジが76年、白いものは65年ほどです。今年は例年より10日ほど早い4月後半に花を咲かせ始め、紫のフジは満開に、白いフジは6分咲きとなっています。千葉さんはこの藤棚を一般に開放していて、数日前から夜のライトアップも行っています。

(千葉豊之さん)
「きれいだなと思うんだけど自分もそうだけど見てくれるお客さんがいるから手入れもするのであって」

見ごろは来週末まで続く見込みです。

© 株式会社アイビーシー岩手放送