主力2人離脱のエ軍、10失点大敗で借金10 新エース3試合連続炎上…打線反撃も時すでに遅し

ロイヤルズ戦に先発したリード・デトマーズ【写真:ロイター】

試合前にドルーリーとレンヒーフォがIL入りし、スタメン発表が遅れた

■ロイヤルズ 10ー4 エンゼルス(日本時間10日・アナハイム)

エンゼルスは9日(日本時間10日)、本拠地でロイヤルズに4-10で大敗を喫した。14勝24敗でア・リーグ西地区4位は変わらずだが、再び借金10に転落。最下位のアストロズが勝利したため、0.5ゲーム差に迫られた。試合開始14分前に主力2人の離脱が発表されるドタバタの中、新エースが3試合連続で崩れた。

先発したのは、大谷に代わる新エースと目されているデトマーズ。開幕から5試合連続で5イニング以上かつ1失点以下と注目を集めたが、その後は炎上が続いていた。この日も4回先頭のレンフローに四球を与えると、続くブランコに先制2ランを被弾。2死二塁から今度はパスカンティーノにも2ランを許した。

デトマーズは5回にも2点を追加され、5回6失点で降板。前回登板は5回2/3で7失点、前々回も5回5失点と立ち直れず、防御率1点台からあっという間に4.96まで悪化した。6回にはギャレットが2失点、7、8回にはスアレスも2失点と課題のプルペンも崩れて10失点。7回に打線が3点を返したが時すでに遅しだった。

また、スタメンが試合開始11分前まで発表されない珍事もあった。ブランドン・ドルーリー内野手が左ハムストリングの張り、ルイス・レンヒーフォ内野手がウイルス感染で10日間の負傷者リスト(IL)入りし、緊急補強したルイス・ギヨーム内野手がスタメン入りしたためと見られる。正念場の5月を迎えている。(Full-Count編集部)

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