JBS、企業内のコミュニティをベースに生成AIの利用促進を支援する新サービス

by 石井 一志

日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は9日、Microsoftが提供するCopilot for Microsoft 365をはじめ、生成AIを実務に生かしきれないと悩む企業に向けた支援サービスとして、「生成AIコミュニティ支援」を提供すると発表する。

「生成AIコミュニティ支援」は、生成AIについて気軽に問い合わせをしたり各種情報を入手できるコミュニティ環境(Microsoft Teams)を企業内に構築し、JBSの生成AIエンジニアがそこに参加して、後方から生成AIコミュニティの活性化を支援するサービス。

企業のユーザー同士が助け合い、有益な活用方法や成功体験を共有する中で、解決できていない問い合わせなどを中心に回答のフォローを行うといったサポートや、Q&Aを含めた座学トレーニングを提供し、ユーザーがCopilot for Microsoft 365を習得するための支援を行う。

また、実務ですぐに生成AIを活用できる、プロンプトを生成するためのアプリ(プロンプトアシスタント)を提供する。これを利用すると、業務内容ごとに必要な項目を選択・入力するだけで、精度の高い回答を生成AIから得るための適切なプロンプトを入手可能になるという。

さらに、企業の個別リクエストに沿ったプロンプトの作成も行う。プロンプトアシスタントとは異なり、各企業の実務に直結するプロンプトを入手できるため、固有の業務の効率化につなげられるとした。

価格(税込)は、初期費用が180万円から、月額費用が35万円から。

なおJBSは、日本マイクロソフトがCopilot for Microsoft 365の一般提供に先行して実施した検証プログラムに参加しているが、社員が実際の業務にCopilot for Microsoft 365を活用するなど、技術的な検証を重ねた実体験による学びを、「生成AIコミュニティ支援」に反映しているとのこと。

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