日本海沿岸ニシン漁 過去最高に 資源回復傾向続く

日本海沿岸での今年のニシン漁がほぼ終了し、先月末時点の漁獲量は速報値でおよそ6500トンと、過去最多になりました。日本海沿岸では、道が1996年から稚魚放流に取り組んでいます。道によりますと、先月末時点の漁獲量は前の年と比べておよそ31%増の6539トンで、1999年以降で最も多くなりました。 エリア別では、石狩がおよそ44%増えて、3012トンと最多でした。石狩湾漁協の担当者は「例年は2月がピークだが、今年は3月まで大型のニシンが入った」としています。後志北部は1316トン、留萌は1373トンなどでした。専門家は「来年も資源の回復傾向が続く」と話しています。

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