新棟構え専門的診療も可能に かんざき医院新体制でスタート/岡山・津山市

岡山県津山市山方の「かんざき医院」の新棟が完成し、新たに就任した神崎洋光院長(45)のもと先月13日から診療を始めた。これまでの内科に加えて、専門的な内視鏡検査や消化器疾患の診療を行う。

旧棟の西隣に新築し、問診室、診察室、内視鏡検査室、個室の大腸カメラ前処置室などを整備した。待合室は明るく落ち着いた空間になっている。かかりつけとしての内科に加え、消化器内科、内視鏡内科の診療を行う。カード決済も可能になった。

神崎院長は、総合内科専門医の資格を有するとともに、胃カメラや大腸カメラといった消化器内視鏡検査・消化器疾患の診療が専門。岡山大学病院や大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)などでの勤務歴をはじめ、津山中央病院の内科部長・がんゲノム医療センター長・化学療法副センター長、岡山大学臨床教授などの経歴を持つ。

設備が充実した新棟で、高解像度の最新機器を使い、がんやピロリ菌、炎症性腸疾患などの診断を行う。大きくないポリープの場合は、その場で切除する日帰り治療も可能だ。「胃がん、大腸がんは早期発見することで体への負担の軽い治療法で治すことができます」と話す。

今後、CTの導入も検討する。旧棟にはX線室のみを残し、新棟と通路でつなぐ。

神崎院長は「皆さまが日々の生活を安心して過ごせるよう地域医療に貢献するとともに、より専門的で高度な医療を提供していきたい」と話している。
問い合わせは、同医院(TEL:0868-27-1311)。

完成したかんざき医院の新棟

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