by 稲元徹也
【第62回 静岡ホビーショー】
開催期間：5月8日～12日
会場：
ツインメッセ静岡
（静岡県静岡市駿河区曲金3-1-10）
入場料：無料
開催中の「第62回 静岡ホビーショー」のBANDAI SPIRITSブースには、今年もたくさんのガンプラの新製品が展示され、賑わいを見せていた。弊誌でも注目のアイテムは速報をお届けしている。ここでは、記事掲載の都合で速報から漏れてしまった新作をいくつか紹介していきたい。
“新作ガンプラ”とうたっていきなりメカではないのは恐縮なのだが、展示された試作品の完成度が高かった「Figure-rise Standard」の新作「プルツー（仮）」と「ニカ・ナナウラ」を紹介したい。
「Figure-rise Standard プルツー（仮）」は、「機動戦士ガンダムZZ」に登場した、ネオ・ジオン軍の強化人間だ。劇中で馴染み深い黒のノーマルスーツ姿での商品化で、クールな顔つきと小柄な体躯を見事に再現している。企画中の参考出品で、詳細は今年夏に公開されるとのこと。比較的初期のガンダムシリーズからの人気キャラクターということで、同作のエルピー・プルなどの商品化にも期待がかかる。
「Figure-rise Standard ニカ・ナナウラ」は、このシリーズではおなじみの「機動戦士ガンダム 水星の魔女」からのラインナップ。地球寮のメカニックで、彼女の特徴的な髪型や穏やかな笑顔を立体化している。発売済みのスレッタやミリオネ、チュチュたちと同じ制服姿ではあるものの、設定に合わせたスタイルで、仲間たちと並べるのも楽しそうだ。また専用のパーツで、体育座りの姿も再現されるそうだ。
2024年秋にNetflixで配信予定の「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」より、「HG 1/144 ガンダムEX（復讐のレクイエム）」と「HG 1/144 ザクII F型 ソラリ機（復讐のレクイエム）」も展示された。既にガンダムベース東京などで試作品が披露されていたが、今回はそれぞれのセールスポイントや発売時期、価格なども明らかにされた。これまでのガンダムシリーズに登場したMSともひと味違うデザインラインやギミックにも注目だ。
速報でもお伝えしている「HG 1/144 サイコガンダムMk-II（仮）」とともに、同じ「機動戦士Zガンダム」より、「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」も出展。これら2機の発売で、「HG」シリーズ初期からプラモデル化されていた同作の主要MSがいよいよ揃うということで、発売済みの商品とともに専用スペースの展示も設けられていた。
また同じ「機動戦士Zガンダム」の世界観で展開される「A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-」より、「HG 1/144 ガンダムTR-6［バーザムII］レジオン鹵獲仕様（A.O.Z RE-BOOT版）」もプレミアムバンダイ販売商品として披露されている。
8月29日発売予定のゲームソフト「ガンダムブレイカー4」の限定版「コレクターズエディション」に同梱される「ENTRY GRADE 1/144 ガンバレルストライクガンダム （ガンダムブレイカーVer.）」も出展。ムウ・ラ・フラガをイメージしたオリジナルカラーで、手軽に作れる「EG」シリーズでのプラモデル化ながら、豊富な武装と3mmジョイントにより、複数形態への組み替えを実現している。
(C)創通・サンライズ
