24年3月期の連結決算 群馬銀行は過去最高益 東和銀行は増収減益

【資料】群馬銀行(左)と東和銀行(右)それぞれの本店

群馬銀行と東和銀行は今年3月期の連結決算を発表し、群馬銀行は過去最高益、東和銀行は増収減益でした。また、東和銀行は2009年に受けた公的資金を完済すると発表しました。

群馬銀行の今年3月期の連結決算は、純利益が前期比11.4%増の311億円、売上高に当たる経常収益は13.5%増の2003億円で、増収増益でした。

純利益311億円は過去最高益で、貸出金増加に伴う利息の増収やコンサルティングなどの非金利業務が利益を押し上げ、中期経営計画で掲げる利益目標300億円を1年前倒しで達成しました。

来年3月期の連結純利益は350億円を見込んでいます。

一方、東和銀行の今年3月期の連結決算は、純利益が前期比13.7%減の35億円、売上高に当たる経常収益は1.8%増の341億円で、増収減益でした。

手数料収入に当たる役務取引等収益や債券売却益は増加したものの有価証券利息配当金の減少などにより減益となりました。

来年3月期の連結純利益は15億円を見込んでいます。

また、東和銀行は9日開いた取締役会で2009年に整理回収機構から受けた公的資金350億円のうち未済だった150億円を返すことを決めました。

2018年に200億円を返済していて、これですべての返済が完了となります。

今年3月末時点で銀行単体の利益剰余金が719億円まで積みあがっていることから決定したということです。

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