あす11日(土)も全国的に晴れる所が多いが、気温はきょうより高く、30℃以上の真夏日になる所もありそうだ。あすの夜以降は天気が下り坂に向かう見通し。12日(日)は西日本を中心に本降りの雨となり、雷を伴って激しく降る所もありそうだ。さらに週明けには東日本や北日本にも雨の範囲が広がり、荒れた天気になるおそれがある。

土曜日は行楽日和も暑さ・紫外線・乾燥に注意

　あす11日(土)も全国的に晴れて、初夏の青空が広がりそうだ。朝はけさほどの強い冷え込みはなく、日中の気温もきょうより上がる所が多い見込み。最高気温は沖縄から東北北部にかけて25℃を超える予想で、夏日続出となりそうだ。特に日本海側や東日本の内陸部で気温が上がりやすく、山形や長野、松江など、30℃以上の真夏日になる所もある見通し。まだ暑さに慣れていない時季であるため、こまめな水分補給を心がけるなど、熱中症には十分気をつけたい。また、紫外線が強く、空気の乾燥が続く所もある見通し。うっかり日焼けや火の取り扱いにも引き続き、注意が必要だ。

日曜日は南西諸島～西日本で激しい雷雨のおそれ

　あすの日中までは安定して晴れる所が多いが、夜になると、九州南部や四国など一部に雨雲がかかりだしてくる。あさって12日(日)には西日本の広い範囲で雨となり、雷を伴って激しく降る所もありそうだ。土砂災害や河川の増水、氾濫、低地の浸水、落雷、突風などに注意が必要となる。午後になると北海道など北日本にも雨雲がかかりだし、夜には東日本でも雨の降り出す所がありそうだ。

　さらに週明け13日(月)には雨の範囲が全国的に広がり、東日本や北日本でも本降りの雨や雷雨となる見通し。風が強まって、荒れた天気になるおそれがあるため、今後も最新情報に注意が必要だ。

（気象予報士・多胡安那）