長野市で初めて栽培から醸造・瓶詰めまで一貫して行う施設が完成しました。ふるさとでワインを作りたいとＵターンした男性の新たな挑戦です。
長野市初のワイナリー誕生です。長野市篠ノ井で開かれた竣工式に荻原健司市長も駆けつけました。
■長野市・荻原健司市長
「長野市にはワイン用ブドウの生産をしている人もいるが、それが他の地域に納品されているという状況もあった。それが地元でワイン用ブドウが生産され、地元でワインが作られることを通じて長野市そして篠井の地域活性につながると」
有旅ワイナリーの代表、田中啓さんは長野市篠ノ井出身。東京や京都のホテルやワインバーでソムリエとしての経験を積み、２０１６年にＵターンしました。
■有旅ワイナリー・田中啓代表
「私はこの山を降りた篠ノ井の駅前の街中で生まれたが、その商店街も盛り上がったらいい。商店街でここのワインが提供されたらいいな」
ワイナリーとしては珍しく、房から苦味や渋みを取り除く機械と選果台を備えます。長野市内で栽培したブドウから厳選した果実のみを使い、上質なワイン作りを目指します。
■有旅ワイナリー・田中啓代表
「非常に風通しが良くて、見晴らしが良くて、日当たりも良くて、傾斜も緩やかにあって、水はけもいい。いい条件が全てそろっているので、今までの産地に負けないワインを作れると期待している」
中山間地の特徴を生かし、作るのはピノノワールやシャルドネなどの４種類。来年春頃の販売を目指します。
