「悪質商法にだまされないで」宇都宮大学で街頭啓発・5月は消費者月間

とちぎテレビ

毎年5月は「消費者月間」です。若い世代が悪質商法の被害にあわないように、5月10日、栃木県宇都宮市内にある大学で街頭啓発が行われました。

宇都宮大学で行われた街頭啓発には、栃木県や宇都宮市の職員のほか、学生など15人が参加しました。10日は悪質商法の手口が書かれたチラシと、消費生活の相談窓口につながる「消費者ホットライン188」を周知するウェットティッシュを、通りかかった学生に配布しました。

宇都宮大学によりますと、学生から「SNSで悪質商法のメッセージが届いた」などという相談が、職員に寄せられるケースもあるといいます。

また栃木県によりますと、2022年度の1年間で、18歳と19歳から寄せられた「消費生活に関する相談件数」は150件で、最も多かったのは「理美容」の36件でした。そのうち34件はこの年に大手の脱毛エステサロンの倒産が相次いだこともあり、「脱毛エステ」に関する相談でした。

ほかにもマルチ商法や高額な美容関連のコースの勧誘、それに、購入した商品が定期購入が条件だったというトラブルも多く見られるということです。

栃木県くらし安全安心課・消費者行政推進室の高山美幸室長は「契約や買い物の際は十分注意して進めていただきたい。トラブルに巻き込まれた際は、消費者ホットライン・188(いやや!)にダイヤルをいただきご相談いただければと思います」と話しました。

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