ボルトに衣服巻き込まれ従業員が死亡 神戸西労基署、大阪の社長を書類送検

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 研磨機のボルトが露出した危険な状態で従業員に作業させたとして、神戸西労働基準監督署は10日、労働安全衛生法違反の疑いで、金属加工などを手がける会社「野村鍍金」(大阪市西淀川区)と同社の50代の男性社長を書類送検した。

 書類送検容疑は、同社神戸三田工場(神戸市北区)で、鏡面研磨機の回転軸を固定するボルトを、埋め込み型にしたりカバーを付けたりすることなく危険な状態で従業員に作業させた疑い。同署は認否を明らかにしていない。

 同署によると、昨年7月には、この機械で作業していた男性が衣服をボルトに巻き込まれ死亡する事故が起こっていた。

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