初公開!にかほ市に建設中のモンベル新店舗

にかほ市の象潟地区で建設が進められているアウトドアメーカー国内大手、モンベルの新たな店舗が、来月末にオープンすることが分かりました。

オープンを前に着々と準備が進む店内を、報道機関として初めて撮影させてもらいました。

モンベルと連携して、店舗や関連施設の整備を進めてきたにかほ市は、アウトドアや観光の拠点としても活用する計画です。

モンベル直営店が県内に初出店したのは、2020年8月。

美郷町に、約3000点の商品を取り扱う店舗がオープンしました。

美郷町に続き、にかほ市での出店計画が明らかになったのは、翌2021年。

道の駅に隣接する建設候補地は、当時空き地でした。

落ち着いた色の外壁でまとめた、一部2階建てのこちらの建物が、国内アウトドアメーカー大手、モンベルの新たな店舗です。

現在は、駐車場の舗装や内装工事が進められていて、来月、6月の末にオープンすることが決まりました。

モンベルとにかほ市が官民連携で整備を進めた施設は、当初、去年の春の完成を目指していました。

しかし、国際情勢の急激な変化などから、建設に必要な資材の調達が遅れ、オープンが延期されていました。

取材班は、階段を上がった、店内を見渡せる2階から、撮影できることになりました。

店内には、室内で本格的なクライミングが体験できる施設がすでに整えられていました。

報道機関として初めて撮影した店内からは、鳥海山のほか、日本海も望めます。

こうした自然の豊かさを観光資源にしてきたにかほ市は、アウトドアの魅力を発信し、体験するための拠点施設としても活用します。

にかほ市 観光課 佐藤大樹さん

「ここを旅の目的地として多くのお客様が訪れて市内全域に経済効果が波及することも望んでおります」

施設の運営は、市の委託を受けたモンベルが行い、電動自転車や登山用品を借し出すほか、市内で体験できるアウトドアの情報提供も行います。

拠点全体の総事業費は約10億7千万円。

国からの補助金、約4億6千万円も活用した、一大プロジェクトです。

にかほ市は、隣接する道の駅との「相乗効果」に期待を寄せています。

佐藤さん

「道の駅エリアは、コロナ禍前は年間100万人のお客様が訪れていました。新しくアウトドア施設ができることとによって新たに1割から2割程度のお客様が増えることは予想されますので、そういったところの経済効果も期待しております」

にかほ市とモンベルは近く、店舗がオープンする正式な日程や、施設の全容を公表することにしています。

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