急増するSNS型投資詐欺 被害防止へ警察と民間企業が初の連絡会議 広島

SNSを使った投資詐欺の被害が急増するなか、広島県警や民間企業などが集まった初めての連絡会議が10日、開かれました。

会議には県警や通信事業者、金融機関など35の事業者や団体から51人が参加しました。県内では今年、SNSを悪用した投資詐欺やロマンス詐欺で、すでに8億9000万円以上の被害が出ています。

手口の一例を県警が紹介しました。有名な実業家の画像を悪用したウェブ広告で「必ずもうかる」などと勧誘し、アクセスした人とメッセージアプリでやりとりを重ね、投資目的で金を振り込ませるといいます。

こうしたSNS型投資詐欺などが去年から急増しており、県警は被害防止への協力を事業者へ訴えました。

広島銀行 リスク統括部 松本淳子さん
「合理性がないであるとか、お客様のお話のしかたが、不安げであったりとか、ていうような所から”もしかしたら?”と念頭においてお話をきくように心がけをしております。」

県警は、「誰でも出来る」「必ずもうかる」投資はあり得ないと指摘。インターネット上の投稿や広告を安易に信用せず、詐欺の被害に遭わないように注意を呼びかけています。

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