全国唯一!石川県独自のツバメ総調査 個体数過去最少 50年前の5分の1より少なく…

10日からは愛鳥週間です。

県内の小学校では、毎年恒例のツバメ調査が始まり、児童たちが調査隊として、地域での生息状況を調べました。

ツバメ調査は、1972年から始まったもので、今年で51回目となります。

加賀市の東谷口小学校では、5年生と6年生の役19人が地域をまわってツバメの数や巣のある場所を調べていきました。

児童:「イワツバメじゃない?うん、イワツバメ。あ、飛んだ」

昨年度に確認されたツバメは、50年前の5分の1より少ない6350羽と過去最少となっていて、年々減少しています。

田畑の減少や巣作りに適した軒先のある家屋が少なくなったことが影響しているとみられています。

班長の児童:「飛んでる数とかも前より減っている気がして、残念だなと思います。ヒナが大きくなって、またそのヒナたちが卵を産んで、ツバメの数が増えていくといいなと思いました」

毎年、県内全域で行われる調査ですが、県によりますと、今年は能登半島地震の影響で学校によっては調査を実施しないこともあるということです。

調査結果は、8月中旬に発表される予定です。

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