ボギーでも落ち込まず「この方式は向いている」 小斉平優和はポイント制が得意?

ポイント制、向いてるかも(撮影/大澤進二)

◇国内男子◇For The Players By The Players 2日目(10日)◇THE CLUB golf village(群馬)◇7172yd(パー71)◇晴れ(観衆866人)

20位から出た小斉平優和が8バーディ、2ボギー「65」で14ptを稼ぎ、通算23ptの単独首位に立った。「この方式、向いているな」と、ぐんぐん上がる順位を見て気持ちが乗っていった。

イーグルやバーディがストロークプレーよりもプラスに働くポイント制。「バーディもあるけどボギーもいっぱい出るので、向いていると思います」と笑う。昨季のバーディ率(バーディ以上のホール数÷総ラウンド数)は「4.194」でツアー9位。ボギーで順位を落とすことが多かったが、今週はバーディとボギーが同じ数でもポイントはプラスになる。「ちょっとボギーが出てもいいからバーディ」と気持ち良く攻められた。

ラインは読みすぎないのがコツ(撮影/大澤進二)

スコアを落とした後の切り替えが課題のひとつになっていたが、14番、16番(パー3)でショットのミスからボギーをたたいても「あまり落ち込まなかったです」と流れを切らさなかった。

得意のパッティングも調子を取り戻した。昨年の1ホール当たりの平均パット数は「1.7294」で5位。4月の今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」はグリーン上の不調が響いて予選落ちしたが、今週は10番で3mを入れてバーディ発進。18番で15mをねじ込むなど5m以上のバーディパットを次々に沈めた。

初優勝に前進(撮影/大澤進二)

下部ABEMAツアーの昨季賞金ランキング12位の資格で、レギュラーツアー前半戦に出場。8月「フジサンケイクラシック」までに賞金を稼ぎ、リランキング突破を目指す。「コツコツやっていきたいです」。2022年に手放した賞金シード復活に向け、3日目もバーディを量産したい。(群馬県安中市/谷口愛純)

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