4位発進の山下美夢有 岩井姉妹の“母の日コーデ”に「どっちかな」

1年前の雪辱へ。山下美夢有が4位発進を決めた(撮影/和田慎太郎)

◇国内女子◇RKB×三井松島レディス 初日(10日)◇福岡CC 和白コース(福岡)◇6305yd(パー72)◇晴れ(観衆2436人)

「プレーオフをした感じが残っていて…」。前年大会の最終日、岩井明愛、岩井千怜、山下美夢有が首位で並び、千怜に敗れてから1年。初日、同じ3人で組まれた最終組を回りながら、山下は脳裏で記憶を想起していた。

それでも「いい組み合わせで楽しく回れた」と前半からバーディを重ね、プレーは順調そのもの。また、岩井姉妹は最終日(12日)に母の日が重なることからピンク主体のコーディネートで合わせることを事前に宣言しており、この日はピンクのシャツ、白のパンツ(明愛)とスカート(千怜)を着用してプレーした。山下は「ペアルックをされて、一緒すぎて『どっちかな?』と。声も一緒やしね」と笑いながら“珍ラウンド”を振り返った。

岩井姉妹は今週そろって母の日コーデでプレーする(撮影/和田慎太郎)

6バーディ、1ダブルボギーの「68」でプレーし、岩井姉妹を上回る4アンダー4位の好スタート。後半16番(パー3)では1打目がバンカー淵に止まる不運もあって2オン3パットとしたが、「それ以外は良かった。ショットもだいぶ良い感じで振れているし、悪くないと思う」とうなずいた。

硬さを増すグリーンにもしっかり対応(撮影/和田慎太郎)

最終日12日(日)は悪天候の予報が出ており、36ホールの短縮競技になる可能性もゼロではない。それだけに2日目終了時のスコアの重要性も増してくるが、「何も考えないほうが簡単にプレーできると思うので、目の前のことに集中してやりたい」と思考はシンプル。

日に日に硬さを増すグリーンにも「ショットの縦距離が重要になってくる」と警戒を深め、「あす以降も伸ばせるように頑張りたい」と気合を入れた。(福岡市東区/塚田達也)

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