アル・アインの警戒すべきポイントは? 横浜キューウェル監督は“コントロール”を強調「良いテスト、ワクワクしています」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が5月10日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグ、アル・アイン(UAE)戦の前日会見に臨んだ。

クラブ初のアジアのタイトル獲得に向けて、オーストラリア人指揮官は「楽しみにしていますし、興奮もしています」と語る。そして「マリノスに関わる皆さんとともに、ここまで来ました。簡単でないのは分かっていますが、明日の試合は全員で楽しんでいきたい」と意気込む。

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第1レグをホームの横浜国際総合競技場で戦う横浜は、そのアドバンテージも活かして先勝したいところ。勝つためのポイントを問われると、キューウェル監督は「1-0、2-0、3-0だとしても、たとえ追う側だとしても、ファーストレグでは何も決まらない」と述べ、こう続けた。

「(ホームとアウェーの)2試合を戦うのは、メンタル的にも自分たちにとって良いチャンレンジだと思う。自分たちの選手の能力を信じていますし、日々の練習のなかでも、自分たちがやろうとしていることをしっかり落とし込めている印象です。とにかく楽しんでやっていきたい」

また、対戦相手のアル・アインの印象については、次のようにコメントした。

「スピードやアグレッシブさ、(ボールを)支配はするが、カウンターも狙っているチームという印象です。自分たちのミスを誘い、スピードのあるカウンターを仕掛けてくる。それが相手の強みと見ています。

自分たちにとって良いテストですし、このチャレンジにワクワクしています。すべてをコントロールすることは不可能ですけど、自らコントロールできるところはしっかりやっていきたい」

果たしてキューウェル監督は、相手の強みを封じ込める戦術を用意し、チームを勝利に導けるか。指揮官の手腕に注目だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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