税関職員は見逃さなかった…所持品に白い粉末 クルーズ船客の74歳外国人、コカイン所持容疑で逮捕 鹿児島県警

 鹿児島県警組織犯罪対策課と鹿児島南署は10日、麻薬取締法違反(所持)の疑いで、米国籍の住所不詳、無職の男(74)=同罪で起訴勾留中=を逮捕したと発表した。

 逮捕容疑は4月21日、クルーズ船で東京港から鹿児島市のマリンポートかごしまに到着した際、コカイン若干量を所持した疑い。県警は「捜査に支障がある」として認否を明らかにしていない。

 長崎税関鹿児島税関支署によると、支署の職員が下船時の手荷物検査で、容疑者の所持品内に白色の粉末を発見。「麻薬のような粉が見つかった」と県警に通報した。支署の成分検査でコカインと判明し、同日に県警が緊急逮捕した。

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