大谷翔平の投手復帰「ポストシーズンの可能性はある」 エンゼルス前監督のマドン氏が予告

ドジャース・大谷翔平(左)と、エンゼルス前監督のマドン氏

ドジャース・大谷翔平(29)の二刀流を支えたエンゼルス前監督のジョー・マドン氏(70)が「投手・大谷」の可能性について語った。MLBネットワークの番組に出演したマドン氏は「大谷を買うということは、殿堂入りの野手と殿堂入りの投手の両方の可能性を手に入れることになる」とした上で持論を口にした。

打者専念の今季はDHで本塁打を量産し、チーム快進撃に貢献しているが、一方で投手復活の時期も気になるところ。今季中にあるのか、それともプラン通り来年なのか…。マドン氏は「もし両方こなせることになったら、少なくとも投手より打者の方が優れていることが分かるだろう。彼はドジャースでも投手を続けたいと思っていると思う。ただ1年中投げるのではなく、実際に必要とされる時期まで温存する。シーズン後半にイニング数をセーブするなら彼はやるだろう」とシーズン佳境の勝負どころ、もしくはポストシーズンの大一番の出撃があると見ている。

エンゼルス時代に投手と打者の両立に理解を示し、周りと調整しながら大谷の才能を開花させた。ドジャースもそれが可能な環境であるとし「シーズン後半にプレーオフのようなことになるかもしれないし、ブルペン登板もあるかもしれない。これらのことはテーブルに乗っているだろう」と続けた。

〝秘密兵器〟としての復活があるのか。

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