藤森慎吾さんが、“スキャンダル”に関する特集内容に難色を示し、楽屋に立てこもるという事態が発生。ありとあらゆる方法で、説得にあたりました。
『全力！脱力タイムズ』に、歌手の藤原さくらさん、お笑い芸人・オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが出演。
番組の進行は、アリタ哲平（メインキャスター）、キャスターの佐久間みなみ（フジテレビアナウンサー）が務め、全力解説員として、吉川美代子先生、岸博幸先生、放送作家／コラムニストの山田美保子先生が登場しました。
立てこもる藤森慎吾を、インポッシブル、河本準一らが説得
冒頭、藤森さんの席が空いた状態のまま番組がスタート。
というのも、今回は「スキャンダルの裏側！」を特集するはずが、内容に難色を示した藤森さんが「楽屋から出てこない」（キャスターアリタ）状況とのこと。
そこで、藤森さんへの説得を試みることに。
まず、マネジャーが呼びに行っても「（藤森さんが）聞く耳を持たない」。次に、佐久間アナが挑戦するも、藤森さんは「出ないっつってんだろ！帰ってくれよ！」と言って、資料や座布団を投げつけるほどの荒れ模様。
そこで、今回の企画で出演予定だった同期のインポッシブル（えいじさん、ひるちゃんさん）と、藤森さんが尊敬する先輩・河本準一（次長課長）さんがそれぞれ説得に行くことに。
すると、藤森さんはなぜか「俺を笑わせてみろ！ 笑ったら俺が出てやるよ！」という条件を出してきました。
ならばと、インポッシブルはショートコント「海水浴」を披露。「サメかと思ったら『インド人～！』」というネタを披露するも不発。
河本さんは「準エンタルラジオです」と名乗り、オリエンタルラジオの「武勇伝」のリズムで「若手のころから売れまくり！田中みな実とお付き合い♪武勇デンデンデデンデン♪」と、攻めたネタで勝負。
それでも、藤森さんには響かず。「あれはもう（藤森じゃない）…バケモノです」（河本）とお手上げ状態に。
この後も、自ら立候補した藤原さくらさんが、藤森さんに「面白いことやってみろ」と言われる前からギターをかき鳴らし、テツandトモの「なんでだろう」を美声でカバーするも、笑わせられず。
最後は、「力づくでいける人」ということでプロレスラーの真壁刀義さんを投入。
チェーンを使ったスリーパーホールドなどの実力行使で、スタジオの期待が高まりましたが、藤森さんを見て何かを感じたのか「今日は、こんなんで勘弁してやるよ」と突然のギブアップ！自ら撤退してしまいました。
スーツに着替えることもなく収録が終わり「オンエア見るまで、何もわからないってこと！？」
ということで、必死の説得もむなしく、藤森さんを連れ出すことは叶わず。仕方なく、このまま収録を終えようとしたところ――ようやく藤森さんがスタジオに現れました。
“場当たり”（本番前の、立ち位置や全体の段取りなどの確認）と聞かされていたTシャツ姿の藤森さんは、出演者勢ぞろいで、本番の収録をしていた様子を目の当たりにして、「ど、どういうことですか？」とぼう然。
番組を締めようとするキャスターアリタに、藤森さんは「待ってください！ちょちょちょ…アリタさんっ」と大慌て。さらに顔を真っ赤にして「意味がわからなすぎるから！」と詰め寄りました。
キャスターアリタは、楽屋立てこもり～説得した経緯を説明しましたが、藤森さんは何の話をされているのか、理解が追いついていない様子。
というのも、藤森さんは『脱力タイムズ』ではなく、「楽屋訪問者の“ネタ”に笑ってしまったら、山田邦子さんとコラボをする」という特番の撮影をしていたというのです。
藤森：山田邦子さんと…。
キャスターアリタ：（今回の特集を解説する）山田美保子さんだろ？
藤森：山田美保子さんじゃないよ！山田邦子さんとコラボがあって。笑ったら邦子さんとコラボするから、（スタッフから）嫌がってくれって言われたんだよ！
キャスターアリタ：失礼だな！
藤森：俺も、失礼な番組だなって思ったよ！
キャスターアリタ：（『脱力タイムズ』の出演をボイコットして）台本を投げてたじゃないですか。
藤森：（あれも）台本通りにやったんですよ！
あくまで『脱力タイムズ』の進行をしたいキャスターアリタとの会話は、最後まで噛み合わず。藤森さんは、イライラを募らせてブチギレ。
スタッフに向かって「打ち合わせしたじゃん！」「俺さー、楽しみにしてるんだから『脱力』は！」と、吠え続けて…。
キャスターアリタが「とにかく終わりです」と言い放つと、スーツに着替えることもなく、スタジオでの収録に参加なしのままで終了となった藤森さんは、不安気な表情に。
「オンエア見るまで、（俺は）何もわからないってこと！？ほんと、わからない…」と、ぐったりして首をかしげ、スタジオに大きな笑いが起こりました。
『全力！脱力タイムズ』（フジテレビ）2024年5月10日放送より
