2024年明治杯全日本選抜選手権は、5月23日（木）～26日（日）に東京・東京体育館で行われる。非オリンピック階級は、今年の非オリンピック階級世界選手権（10月28～31日、アルバニア）の代表選考会となり、それらの階級の闘いを含めて2028年ロサンゼルス・オリンピックへのスタートとなる。各階級の見どころをさぐった。
《大会要項》
《大会日程》＝試合開始は午前9時30分。1回戦～決勝を1日で実施
5月23日（木）男子フリースタイル57・92・125kg級／男子グレコローマン60・82・87kg級／女子57・72・76kg級
24日（金）男子フリースタイル74・79・97kg級／男子グレコローマン72・77・97kg級／女子50・65・68kg級
25日（土）男子フリースタイル61・65・86kg級／男子グレコローマン55・67・130kg級／女子55・62kg級
26日（日）男子フリースタイル70kg級／男子グレコローマン63kg級／女子53・59kg級
女子76kg級・展望（5月23日実施）
▲パリ・オリンピックの代表内定選手として唯一出場する鏡優翔。快勝して新天地（4月から「サントリー」）での初戦を飾れるか＝写真は昨年7月の世界選手権代表選考プレーオフ
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
8月のパリ・オリンピック代表内定の鏡優翔（サントリー）がエントリー。本番へ向けての実戦練習に臨む。オリンピック代表の強さを見せ、いい仕上がりをアピールできるか。
全日本選手権2位の松雪泰葉（ジェイテクト）は、4月のアジア選手権で5位に低迷。不調を振り払い、再起を目指したいところ。全日本学生選手権優勝の山本和佳（至学館大）、同3位の駒田真琴（神奈川大）が、優勝争いに加われるか。
17歳にしてJOC杯ジュニアクイーンズカップU20で優勝した吉田千沙都（三重・白山ガールズ）が、どこまで上位に食い込めるか。
《2023年天皇杯全日本選手権・成績》
《明治杯全日本選抜選手権・歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女子
エントリー選手（６選手）
※昨年の世界選手権代表選手、昨年の全日本選手権のこの階級の3位以内の選手以外はアイウエオ順
《2023年世界選手権優勝》
鏡優翔（かがみ・ゆうか＝サントリー）
2001年9月14日生まれ、22歳。栃木県出身。JOCエリートアカデミー・帝京高～東洋大卒。168cm。2023年全日本選抜選手権優勝
《2023年全日本選手権2位》
松雪泰葉（まつゆき・やすは＝ジェイテクト）
1999年11月5日生まれ、24歳。愛知県出身。愛知・至学館高～至学館大卒。173cm。2023年全日本女子オープン選手権優勝
《2023年全日本選手権3位》
駒田真琴（こまだ・まこと＝神奈川大）
2005年3月2日生まれ、19歳。静岡県出身。静岡・沼津城北高卒。165cm。2023年全日本学生選手権3位
宮田楓（みやた・かえで＝南九州大）
2003年5月4日生まれ、21歳。兵庫県出身。兵庫・農高卒。162cm。2023年全日本選手権4位
山本和佳（やまもと・のどか＝至学館大）
2002年6月20日生まれ、21歳。三重県出身。愛知・至学館高卒。169cm。2023年全日本学生選手権優勝
吉田千沙都（よしだ・ちさと＝三重・白山ガールズ）
2006年12月3日生まれ、17歳。三重県出身。155cm。2024年JOC杯ジュニアクイーンズカップU20優勝
