シロエビ漁再開も不漁 新湊、180キロ、例年の1割程度

水揚げされるシロエビ=10日、新湊漁港

 水揚げ量の大幅な落ち込みから休漁をしていた新湊漁協のシロエビ漁が10日、再開し、初日は例年の1割程度となる180キロの水揚げにとどまった。漁業関係者からは「自然相手なので悪いときもあるのは分かっているが、残念だ」との声が聞かれた。

 新湊漁協では4月1日の解禁後、4月20日から前例のない20日間の休漁をとっていた。10日は漁船4隻が出漁し、沖合3キロの漁場で操業した。

 漁船「正㐂丸」船主の野口和宏さん(46)は、11日以降も水揚げが少なかった場合は再び休漁を検討するとし、「本音を言えば『どうしよう』と感じている。様子を見ながらやっていくしかない」と語った。

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