フランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(25)が、ホーム最終戦(12日=日本時間13日)のトゥールーズ戦で退団を正式表明する可能性が出てきた。
PSGは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝で敗退したため、トゥールーズ戦が今季ラストマッチとなる。この試合が〝PSG・エムバペ〟の見納めになることが濃厚だ。クラブの功労者であることは言うまでもないだけに、何らかのセレモニーがあってもおかしくはない。
そんな中、スペインのテレビ番組「エル・チリンギート」によると、PSGのナセル・アルケライフィ会長が、エムバペに直電。退団セレモニーについて、どのように考えているか〝お伺い〟を立てたとのこと。PSG側は、クラブ史上最多得点のエースに敬意を表する形で送り出したいという。
報道ではエムバペの返答についてまでは言及されていないため、サポーターの前であいさつをする気があるのかはわかっていない。公には何も表明せず、規定路線とされているスペイン1部レアル・マドリードへと移籍してしまうこともあり得るだろう。本人はどのような去り方を考えているのだろうか。
いずれにしてもPSGは、来季からエムバペ抜きの戦いを想定。10日に来季のホームユニホームを発表したが、公式SNSにアップしたプロモーション動画に〝元エース〟は登場していない。この発表を受けて米メディア「フォーブス」は「PSGはエムバペの退団を認めた模様」と指摘した。